気のせい？

父が癌で亡くなり、葬儀の準備などで母に頼んでおいたことが出来ていないことが度々ありました。

まずはじめに、親類縁者への連絡が何度言っても出来ていなかったんです。

母は機械がからっきしダメで、昔懐かしいビデオですら、アレルギーを起こして触ることすらしなかった。パソコンも然り。父とパソコンのウイルスについて話していた時などは『なにそれ、嫌だ、人にも伝染るの！？』なんて真顔で言っていた人です…。いわゆる天然なところもありましたね笑

そんなもんで、ポケベルはおろか、ガラケーすら持ったことがないので、もちろんスマホも持っておらず。超がつくアナログ人間なので、親類縁者への連絡がもたついたというのもあったとは思うのですが…。スマホのアドレス帳に入っていればすぐに連絡できますけどね。未だにボロボロの連絡帳？みたいなものを使ってましたから。

あとは、何でもかんでも父に任せっきりだったというのも大きかったのかなと。

頼りの父が亡くなったショックもあるのかなとは思っていました。

なんとか葬儀も終えて、今度は色々な手続きです。その時、登録しているハンコがどれだかわからない。何処にしまったのかもわからない。

銀行から持ってくるように言われた必要なものも準備できておらず、何度も自宅へ戻る。

私もほとほと疲れてしまいました。

慣れないことで四苦八苦している高齢の母にイライラしている自分に自己嫌悪…。

自分はなんて器の小さい人間なんだと。思えば、癌で弱っている父にも最後まで優しくなかったな、死に目にも会えなかった…などと自分を責める。

父の死後、数ヶ月そんな日が続きました。